カヴァとは？

世界中のワインラヴァーに愛されカジュアルスパークリングの代名詞

シャンパンと同じ伝統的製法で造られるスペイン産のスパークリングワイン、カヴァ。シャンパン、プロセッコに次ぐ販売本数を誇る、世界3大スパークリングワインの1つとなります。カジュアルで飲みやすい味わいは、広く世界中のワインラヴァーに愛されています。

■カヴァとシャンパンの違い
カヴァとシャンパンはどちらも同じ製法、瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインですが、大きな違いは2つあります。
1つ目は生産地の違いです。フランス・シャンパーニュ地方のものをシャンパン、スペイン・カタルーニャ州を中心としたエリアで造られるものをカヴァと呼びます。カタルーニャ州は、フランスのシャンパーニュ地方と比較すると温暖な気候であるため、果実の成熟度が高く、酸味の穏やかなスタイルに仕上がります。
2つ目はブドウ品種の違いです。シャンパンがシャルドネやピノ・ノワール、ピノ・ムニエを中心に造られるのに対して、カヴァはカタルーニャ州固有のブドウ品種を中心に造られます。固有品種に由来する焼けたゴムや土のような個性的なアロマがカヴァ特有の魅力です。またシャンパンと比べると比較的酸味の穏やかな品種が多いため、飲みやすい味わいに仕上がります。

■瓶内二次発酵って何？
製造過程として、醸造した通常のワインを瓶に詰め、そこに糖分と酵母を加えます。
瓶内で酵母が糖を分解することによって、炭酸ガスとアルコールが発生。
ゆっくりと時間をかけて発酵・熟成させることで、きめ細かい泡が立つスパークリングワインに仕上がります。
この製造方法は、シャンパーニュ方式、トラディショナル方式と呼ばれることも。工程が多く、手間とコストがかかる方式のため販売価格も高くなることが常です。
これがスペイン産になると、結構リーズナブルに楽しめちゃうのです！
結婚式にも採用される美味しく癖になるカヴァ、6℃ほどに冷やしてキリっと爽快に楽しんでください♪