Domaine de La Romanee-Conti
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
神秘、奇跡とも言われる「ロマネ・コンティ」を単独所有する醸造元として、知らぬ者のない名門中の名門。略称としてDRCと呼ぶ場合が多いです。
ラ・ターシュを始めとする、高名なグラン・クリュ畑を所有しており、ラベルにはワインごとにその年の生産本数と瓶詰め番号が記されています。
ドメーヌの現当主オベール・ド・ヴィレーヌの家系が、ロマネ・コンティの所有権を得たのは1869年。以来、同家はロマネ・コンティのオーナーとしてのみでなく、リシュブール、グラン・エシェゾー、エシェゾーの一部を所有する、小さいながらもブルゴーニュ最高の醸造家として名声を博してきました。
1933年にはラ・ターシュのすべてを買い取り、1946年にはロマネ・サンヴィヴァンの耕作権の一部を取得(1988年に畑を買収)、1963年にモンラッシェの数うねを買収と、「王冠」ロマネ・コンティの周囲を飾る数々の宝石を入手しました。原石に磨きをかけ、一層の輝きをそえてきました。この間、1942年にはドメーヌを会社組織にし、正式名称を「ソシエテ・シヴィル・デュ・ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」としました。リリースされるワインは次の通りです。ロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾー、モンラッシェ。
もちろんご存じのように「ロマネ・コンティ」「ラ・ターシェ」はモノポール。一番多いサン・ヴィヴァンで年産20000本強。モンラッシェに至っては 3000本以下。徹底したブドウの選別作業や収穫年の状態に合わせて行われる除梗、発酵温度は32〜33度、必ずトロンセ産新樽100%による長期発酵、澱引きや濾過を最小限に止めて作られるDRCのワインは「飲み手の魂を吸い取る」とまで賞されます。